腫瘍マーカー検査で、がんの疑い?
腫瘍マーカーって何?
最近健康診断で、腫瘍マーカー検査が使われるようになってきました。
腫瘍マーカーで、要再検査と言われた。
でも、詳しい検査を受けたものの異常なし。
なぜ数値が上がったのか不安です。(異常値なのか?)
腫瘍マーカーについての基礎知識
数値の上昇がなければ心配無い
腫瘍マーカーは、がんが体内にある時に血液や尿中で増える物質で、がん診断の補助として使われています。
各臓器のがんにそれぞれ適した腫瘍マーカーがあり、
前立腺がんには「前立腺がん特異抗原PSA」
肝臓がんには「アルファ胎児たんぱくAFP]
消化器がんでは「がん胎児性抗原CEA」と「糖鎖抗原CA19-9」
などがよく使われます。
「がん」が進むと腫瘍マーカーの血中レベルが上がるのが普通です。
しかし、腫瘍マーカーは健康な人でも少量は作られ平常レベルには個人差があります。
また、腫瘍マーカーを作らない「がん」や「進行がん」でも血中レベルが上がらない場合があります。
「がん」以外にも、肺炎、結核、肝炎、糖尿病、腎障害など、さまざまな病気で増加します。
すい臓がんでは、CA19-9がよく使われますが、この腫瘍マーカーは、胃、大腸、胆道卵巣などのがんのほか、すい炎、胆石、胆管炎、卵巣のう胞、子宮内膜症などでも増加します。
CA19-9を作る能力は遺伝的に決まっています。
平常レベルがゼロで、がんになってもゼロのままの人や平常でも高レベルの人がいます。
たまたま腫瘍マーカー検査を受けて、がんを疑われる人がありますが画像や他の血液検査で異常がなく3~6ヶ月後の腫瘍マーカーレベルに変化がなければ心配ありません。
ただ、連続した検査でマーカー値が常に増加している場合は、もう一度精密検査を受けるか、がんセンターなど専門病院を受診することをお勧めします。
<ガン検査に用いられる主な腫瘍マーカー>
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